はけの種類としては、おなじみの「平ばけ(ひらばけ)」のほか、穂の巾が平ばけより小さい「寸胴ばけ(ずんどうばけ)」、柄が少し傾いている「すじかいばけ」、そして漆専用の「漆ばけ」など。毛はほとんど動物の毛を使用しています。黒く見えるものは、馬の毛(硬い)が使用され、白く見えるものは、ヤギや羊の柔らかい毛が使われています。最近では合成繊維(ナイロンなど)でできたものも出回ってきており、漂白剤、薬剤などに使用されています。次に、作業に際し、適正な“はけの選び方”を簡単に紹介しておきます。基本的に、塗料の種類、塗り面積などに応じて選定します。一般的に、合成樹脂調合ペイントのように粘度の高い塗料を使用する場合、寸胴ばけが適しています。寸胴ばけは、腰が強く塗料の含みがよいので、広い面の塗装にも適しています。粘度の低い(ウレタンワニスやラッカー等)塗料には、やわらかい毛(白毛)のすじかいばけが適しています。